マウスピース型矯正装置 MOUTHPIECE
- 透明な装置だから目立ちにくい!
- 自由に取り外せる!
目立ちにくく、自由に取り外せるマウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置を用いた治療は、患者さまご自身で自由に取り外しができる透明なマウスピース型の矯正装置を用いて歯並びを整えていく矯正治療です。
一般的なワイヤーを使った矯正装置による治療では、装置に食べものがはさまったり、装置を固定するゴムが着色しやすかったりするため、食事の際には食べるものに注意する必要があります。しかし、マウスピース型矯正装置を用いた治療ではそのような心配がありません。食事の際にはマウスピース型の装置を取り外すことができるので、装置を気にすることなく食事を楽しむことができます。
また、マウスピース型の矯正装置は、透明でごく薄いので、装着していても目立ちにくく、矯正治療をしていることに気づかれにくいというのも大きな特長です。
多様な治療経験と実績
マウスピース型矯正装置を用いた治療は、今までのワイヤーを使った矯正とは治療方法や手順が違うため、治療前の的確な診断とマウスピース型矯正装置を用いた治療に適した治療計画が重要になってきます。
当院の院長は、ワイヤーを使った治療の実績はもちろん、マウスピース型矯正装置での治療歴だけでも15年以上と、多様な治療経験と実績があります。マウスピース型矯正装置のメカニズムを熟知しておりますので、より確実で、患者さまのご希望に沿った治療を提供できます。
どうしてマウスピースで歯が動くの?
マウスピース型矯正装置はやわらかいプラスチック製です。そのプラスチックの弾力によって歯に小さな力を加え続けることで、歯を移動させることができます。
一つのマウスピース型の矯正装置で0.2~0.5mmほど歯を移動させ、2~3週間ごと次の段階の矯正装置に付け替えることで、少しずつ歯並びを整えていきます。
こんな方におすすめです
マウスピース型矯正装置を用いた治療のメリット
装置を付けていても目立ちにくい
マウスピース型矯正装置を用いた治療では、透明なマウスピース型の矯正装置を歯列に被せるように装着します。マウスピース型の矯正装置は、患者さまお一人おひとりの歯列の状態に合わせてオーダメイドで作製するため、歯にぴったりとフィットし、見た目にも装着感にも違和感がほとんどありません。装置が目立ちにくいので、矯正治療中であることに気づかれにくく、職業上の理由などで人前に出る機会の多い方にもおすすめです。
清掃しやすく、衛生的に保ちやすい
一般的なワイヤーを使った矯正装置は、装置に食べかすが付着しやすいうえに、歯ブラシが届かない部分ができやすいため、口腔内を衛生的に保つことが容易ではなく、ブラッシングには充分に注意する必要があります。
一方マウスピース型矯正装置を用いた治療では、歯磨きの際には装置を取り外すことができるので、治療前と同じように歯ブラシでブラッシングを行なうことができます。清掃がしやすいので、口腔内を衛生的に保ちやすく、虫歯のリスクも軽減できます。
ストレスフリーで食事を楽しめる
ワイヤーを使った矯正装置の場合は、矯正装置に食べものがはさまりやすかったり着色しやすかったりするため、食べものや食べ方に気を遣う必要がありますが、マウスピース型矯正装置を用いた治療では、矯正装置を取り外して食事をすることができるため、矯正治療中であってもストレスを感じることなく、治療前と同じように食事を楽しむことができます。
装置による痛みや違和感が少ない
マウスピース型矯正装置は、最小限の力で少しずつ歯を移動させていくため、ワイヤーを使った矯正装置による矯正治療よりも治療中の痛みが軽減されます。
また、金属製の矯正装置のように、お口の中の粘膜や舌が傷付く心配はなく、口内炎になるリスクもほとんどありません。
装置によって発音が妨げられない
ワイヤーを使った矯正装置は、唇と歯の間や歯と舌の間に違和感が生じやすく、スムーズに発音できるまで時間がかかる場合もあります。
一方マウスピース型矯正装置を用いた治療は、薄くて歯肉にフィットするため、発音のしにくさがほとんどなく、人前で話すことが多い方でも不安なく治療できます。
ホワイトニングが同時にできる
マウスピース型矯正装置は、装置のなかにホワイトニング剤をいれることで、歯並びを整えると同時に歯を白くすることが可能です。
治療費の軽減と治療時間の短縮ができる
同じく目立ちにくい矯正装置である舌側矯正と比較すると治療費は抑えられます。また、装置を取り替えるだけなので、一回の通院時の治療時間が短く済むなど、さまざまな面で患者さまの負担を軽減できます。
金属アレルギーでも治療できる
マウスピース型の矯正装置は、透明なプラスチック製で、ワイヤー使った矯正装置のように金属を使用しません。金属アレルギーで矯正治療を諦めてしまっていた方でも、安心して矯正治療を受けることができます。
矯正歯科治療の流れ
1.初診相談
まずは、歯並びに関するお悩みをお伺いします。また、噛み合わせの状態から治療期間や治療費についても説明させていただきます。
心配なことや疑問など、気になることがありましたら、何でもご相談ください。
2.精密調査
マウスピース型矯正装置作製のために、歯型を採得します。また、診断に必要なデータを揃えるため、顔貌や口腔内の写真撮影、パノラマレントゲン写真、頭部X線規格写真、虫歯・歯周病の検査なども行います。
3.診断と治療計画の説明
精密検査の結果から、3次元シミュレーションソフトを用いて治療完了までの総合的な治療計画を立て、ご提案させていただきます。
また、治療期間や費用についても説明いたします。もちろんご相談も受けておりますので、どのような疑問でもお聞かせください。
4.矯正前治療・準備
矯正装置をつける前にお口のクリーニングと矯正治療中に虫歯にならないように、歯みがきがの指導を行います。
また、歯を並べるスペースが足りない時などは、必要に応じてわずかに歯を削るスライスを行います。これはストリッピングといい、歯の両端をやすりで0.3mm前後削る技術になります。
5.矯正治療の開始
マウスピースを装着して治療スタートです。1つのマウスピースで歯を動かせる距離は約0.5mm。このマウスピースを患者さまの症状に応じて付け替えながら歯を動かしていきます。
6.保定
歯並びが改善したら、後戻りを防ぐため、リテーナー(保定装置)を付けていただきます。
リテーナーを付ける期間は平均して1~3年間で、3か月に1回程度の通院が必要になります。
リスク・副作用
矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ・矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
- ・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
- ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
- ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- ・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- ・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- ・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- ・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- ・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
- ・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
マウスピース型矯正装置を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
- ・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
- ・症状によっては、マウスピース型矯正装置で治療できないことがあります。
- ・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
- ・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
- ・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- ・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
- ・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
- ・お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
- ・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
- ・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
薬機法において承認されていない医療機器「マウスピース型矯正装置」について
当院でご提供している「マウスピース型矯正装置」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
- ・未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年5月7日最終確認)。 - ・入手経路等
デンツプライシロナ株式会社、有限会社万豊Lab、国際矯正歯科研究所、アライン・テクノロジー社、インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。 - ・国内の承認医療機器等の有無
国内では、マウスピース型矯正装置と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年5月7日最終確認)。 - ・諸外国における安全性等にかかわる情報
情報が不足しているため、ここではマウスピース型矯正装置の諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。 - ・医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外
国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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